明日から2018年春の選抜高校野球大会が始まります。第90回の記念大会ですので、過去最多の36校が出場します。
そして、なによりタイブレーク制度が初めて導入されます。
タイブレークとは
延長12回まで同点だった場合、13回からは無死一、二塁で前の回からの継続打順で攻撃を始める制度です。簡単にいうと延長が長引かないように早期決着をつけさせる為のルールです。
今後は夏の全国選手権や各地方大会でも導入されます。
タイブレーク導入の経緯は高校球児の健康への配慮です。高校野球は地方大会から甲子園まで連戦です。勝ち上がれば上がるほど、休養日が少なくなります。
一人のエースで勝ち上がってくるチームは少なくありません。
投手は一試合150球以上投げ、さらには連日投げることもあります。それを続けてしまうと将来性のある高校球児を投げ過ぎで、潰してしまいます。そうしないようにタイブレーク制を設けて、試合の決着をつけさせることが目的です。
個人的なタイブレーク導入についての意見
高校野球は勝利至上主義だと思ってる。
負けたら終わりの一発勝負。一つの大会に高校の二年半の全てを掛けている。だから、一番勝てる可能性の高いエースピッチャーが登板する事が多くなる。だから、エースに負担が掛かってしまう。
最近はダブルエースで戦う高校も増えているが、同じレベルの投手が揃えられるチームは少ない。もちろん複数人で投げ抜く方が良いに決まっている。でも、高校野球では中継ぎ投手や抑え投手といった専任の役割与えているチームは少ない。先発完投型がメインになる。
球数制限の話も合ったようだが、それは控え選手でチームの差がつきすぎる。良い選手を多く集められる私立高校が有利のルールになる。
勝利史上主義である高校野球ではどうしてもエースが無理をする。その救済措置としてタイブレークはいいと思う。根性論から理論的に変わっている時代の変化に合った取り組みだと思う。
まとめ
実際にプレーしている選手からはタイブレークで決着がつくことは本意ではなく、最後まで試合をさせてほしいと思うだろろう。
だから、今大会からタイブレーク制が導入されるが、高校球児にとっては使われないことが一番だと思ってる。
「守備陣形変える」「特別練習不要」 タイブレークで各監督 京都新聞
智弁和歌山・高嶋監督タイブレークより9回で決着を 日刊スポーツ
選手達には納得のいく決着をつけてほしい。
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